第3期データヘルス計画(令和6年〜11年)ガイド
データに基づく科学的な健康管理で、加入者の健康と医療費適正化を実現
• 男性は50-54歳がピーク(2,756人)、45-59歳の年代が多い
• 女性は50-54歳がピーク(2,756人)、25-29歳の年代が多い
• 全国に点在するが関東圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)に約71%が集中
• 中高年層が多く、生活習慣病対策が重要
• 2020年のコロナ禍で一時減少したが、2022年以降は全分類で増加
• 20-50代前半は女性、50代後半-60代前半は男性の医療費が高い
• 入院以外は継続的な増加傾向
大幅上昇
COVID-19含む
35代以降増加
大幅上昇中
前年度比
大幅上昇
40代以降
割合増加
生活習慣病
40代以降増加
20-30代
割合高い
医療費全体の約17%を占め、年々増加傾向
• 生活習慣病を主病とする入院が13%
• 健診未受診者の割合が12%以上
• 受診勧奨値放置者:2022年度9.2%、2023年度8.1%
• 健診を受けていれば重症化を防げた可能性が高い
健保平均を上回る
健保平均は上回るが50%未満
健保平均を下回る
健保平均を大幅に下回る
• 非肥満・基準範囲内:男性14.8%、女性31.2%(約2倍差)
• 保健指導対象者の28%が喫煙者
• 正常値の割合は全項目で女性が男性を上回る
• 要医療・境界値リスク:LDL-C、HbA1cの順に高い
年齢とともに増加
年齢とともに増加
男性50歳、女性55歳から減少
男性50歳から減少、女性55歳から増加
892名(男性61%、女性39%)
未治療者・治療継続者が各項目に存在
• 運動習慣:圧倒的に不足、特に女性
• 喫煙:女性の喫煙率が全国平均を大幅に上回る
• 飲酒・食事:全健康保険組合平均を下回る
• 生活習慣の改善が急務
年齢構成の変化により、慢性疾患のリスクが高まっています。早期対策が重要課題となっています。
高度医療技術の普及により医療費が上昇傾向。効率的な医療資源活用が求められています。
定期健診の受診率にばらつきがあり、未受診者への積極的なアプローチが必要です。
運動不足や食生活の乱れが目立ち、生活習慣病予防のための総合的な取り組みが急務です。
健康に対する関心度に個人差があり、全体的な健康リテラシーの底上げが課題です。
各事業所との連携体制を強化し、職場環境を含めた包括的な健康づくりが必要です。
疾病・健診傾向を分析した健康台帳を全事業所に送付
健保運営・収支、健診受診啓蒙等の情報発信
健保事業・保険制度・健康情報の常時発信
健保事業解説冊子とジェネリック希望カード
育児と健康情報で適正受診・医療費抑制を促進
35-74歳対象、費用一部補助
被保険者対象、費用一部補助
虫歯予防・口腔ケア推進
0-34歳女性対象、早期発見目的
被保険者:事業主主体、被扶養者:健保主体
血糖・血圧・脂質受診勧奨域未受診者対象
医療費削減効果の高い対象者に送付
30-39歳対象、糖尿病・腎不全等重症化予防
• 疾病予防に予算の約8割を投入(人間ドック等)
• 被保険者一人当たり年間約31,400円の保健事業費
• 経常支出に占める保健事業費比率:4.87%
• 予防重視の健康投資戦略
当健康保険組合では、加入者一人ひとりの健康状態を詳細に分析し、個別性を重視した効果的な保健事業を展開しています。
ICTを活用した健康管理システムの導入により、リアルタイムでの健康モニタリングを実現し、予防医学の観点から疾病の早期発見・早期対応に取り組んでまいります。